「医師の常識がクリニック経営を破壊する?」10の誤解とその真実

社会保険労務士でもあり行政書士でもある、エム・クレド代表取締役の鈴木慎一です。
クリニックモール(メディカルモール・医療モール)の企画開発、クリニック開業支援をしている開業コンサルタントならびに社会保険労務士・行政書士の資格を取得し、クリニック専門の社労士顧問としてSHIN社会保険労務士・行政書士事務所を開設しております。
多くのクリニック経営者が、医療の専門知識だけで経営も成功すると考えています。しかし、その考えが経営の失敗を招く原因となっていることをご存知でしょうか?
実際、医師としてのスキルが高くても、経営の知識やスキルが不足していると、患者数の減少やスタッフの離職、収益の悪化など、さまざまな問題が発生します。
とあるクリニックでは、医師が経営の勘違いに気づかず、開業からわずか1年で閉院の危機に直面しました。
しかし、経営の基本を学び直し、誤解を正すことで、わずか半年で患者数が倍増し、スタッフの定着率も向上しました。
このように、経営の勘違いを正すことで、クリニックは劇的に変化します。医療の質を保ちながら、安定した経営を実現することが可能です。
私はクリニックのコンサルタントとして、数多くの医療機関の経営改善に携わってきました。
その経験から医師が陥りやすい経営の誤解と、その解決策をお伝えします。
この記事を通じて、クリニック経営における勘違いを正し、持続可能な経営を実現するための第一歩を踏み出しましょう。
私自身は開業コンサルティングの他、社会保険労務士と行政書士の資格を有しており、顧問社労士のほかにも、開業支援の経験と調剤薬局経営の経験をもとにクリニック経営でお悩みの院長をサポートし、安定的な経営を支援するためのクリニック経営参謀型コンサルティングもしております。
クリニック経営に課題を抱えている院長、労務関係にお悩みの院長、集患増患にお困りの院長、是非ご相談ください。
SHIN社会保険労務士・行政書士事務所
クリニックの労務・経営・開業サポート クリニック運営参謀
SHIN社会保険労務士事務所集患増患対策・人事労務管理などクリニック開業経営に役立つ情報をお伝えしています
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はじめに
クリニック経営は、医療の専門知識だけでは成功しません。多くの医師が、経営に関する誤解や勘違いを抱えており、それが経営の失敗につながっています。本記事では、クリニック経営における代表的な勘違いとその解決策をわかりやすく解説します。
1. 「クリニック経営は医療の専門家だからできる」との誤解
実際には経営の専門知識も必要
多くの医師は医療行為に集中しがちですが、クリニック経営には医療知識だけでなく、経営やマーケティング、労務管理、財務管理の専門知識も求められます。
この部分の理解不足が経営の失敗を招く原因になることが多いです。
2. 「医師のスキルがそのまま経営に直結する」という誤解
専門的な知識と経営のスキルは異なる
医師としての技術や知識が高いからといって、それがそのまま経営能力に繋がるわけではありません。
経営戦略やマネジメントスキル、スタッフのモチベーション管理、財務の管理などが必要です。
3. 「患者数を増やすためには広告にお金をかければよい」という誤解
適切なマーケティング戦略の重要性
広告に予算をかけるだけでは十分ではなく、ターゲット層に合わせたマーケティング戦略、特にSEO対策や地域密着型のアプローチが重要です。
また、患者のリピート率を高めるためには、医療サービスの質や患者とのコミュニケーションの質が不可欠です。
4. 「社会保険労務士や行政書士は不要」という誤解
法的な対応や労務管理の重要性
労働基準法や労働契約、就業規則などに関する誤解が多く、これを無視しているとトラブルが起きる可能性が高いです。専門家(社会保険労務士や行政書士)のアドバイスを受けることが、法的リスクを避けるために非常に重要です。
5. 「人手不足は単なる採用の問題だ」という誤解
人材の定着が最も重要
クリニックの人手不足は、採用に問題がある場合もありますが、それ以上にスタッフの定着率を上げることが経営の鍵です。
1on1ミーティングやフィードバックの体制を整えることで、スタッフのモチベーションを維持し、長期的に安定した運営が可能になります。
6. 「支出の削減が利益を増やす」という誤解
無理なコスト削減が経営を圧迫する可能性
コスト削減がすべて良いわけではなく、適切な投資が必要です。特に、医療機器やスタッフ教育への投資は、経営の質を高め、長期的には患者満足度を向上させるために重要です。
7. 「DX(デジタルトランスフォーメーション)は大きな病院だけの話だ」という誤解
クリニックでも必要なDXの導入
小規模なクリニックでも、電子カルテやオンライン予約システム、AI診断支援ツールの活用など、DXの導入が競争力を高める要素となります。
これを無視すると、時代に取り残される可能性があります。
8. 「開業時にすべてが完璧でなければならない」という誤解
段階的な成長を意識することの重要性
完璧を求めすぎて準備に時間をかけすぎることも一つの落とし穴です。開業後、改善を続けていく姿勢が成功の鍵になります。
初期段階から段階的に改善を加えていくことの重要性を伝えます。
9. 「クリニックの業績は収入がすべて」という誤解
経営には収益性だけでなく持続可能性が重要
収益を追求するあまり、利益を先行させて患者へのサービスが犠牲になったり、従業員の負担が増えると長期的な経営に支障をきたします。
クリニックの業績は、収益だけでなく、従業員の働きやすさや患者満足度も重要な指標です。
10. 「行政手続きはすべて自分でできる」という誤解
専門的な手続きの重要性
行政書類や契約書、法人設立の手続き、許認可などは専門家に任せた方が効率的でリスクを避けることができます。これらを適切に管理し、時間と労力を他の業務に使うことが重要です。
まとめ:クリニック経営の勘違いを正し、持続可能な成功へ
クリニック経営における誤解や勘違いは、経営の失敗やトラブルの原因となります。医師としての専門知識だけでなく、経営の基本を学び、適切な戦略を立てることが成功への鍵です。
以下にクリニック経営における勘違いとその解決策をまとめます。
主な勘違いと解決策
医師のスキルがそのまま経営に直結する
→ 経営の基本を学び、専門家の助言を受けることで、経営能力を向上させる。
患者数を増やすためには広告にお金をかければよい
→ サービスの質や患者との信頼関係を重視し、患者満足度を向上させる。
社会保険労務士や行政書士は不要
→ 専門家の助言を受けることで、法的リスクを回避し、安心して経営に専念できる。
人手不足は単なる採用の問題だ
→ スタッフの定着率を高める取り組みを行い、働きやすい職場環境を整える。
支出の削減が利益を増やす
→ 適切な投資を行い、サービスの質やスタッフのスキルを向上させる。
DX(デジタルトランスフォーメーション)は大きな病院だけの話だ
→ 小規模なクリニックでもDXを導入し、業務効率や患者満足度を向上させる。
開業時にすべてが完璧でなければならない
→ 柔軟な対応と改善を重ねることで、クリニックは成長していく。
クリニックの業績は収入がすべて
→ スタッフと患者の満足度を重視し、持続可能な経営を実現する。
行政手続きはすべて自分でできる
→ 専門家に任せることで、効率的に手続きを進め、リスクを回避する。
最後に
クリニック経営は、医療の専門知識だけでなく、経営の基本を学び、適切な戦略を立てることが成功への鍵です。
誤解や勘違いを正し、持続可能な経営を実現するために、専門家の助言を受けることをお勧めします。
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